こんにちは!
4月末から広島国際青少年協会で活動をしています、広島大学で作業療法学を専攻している飯村夏実です🔰
6月27日~28日の2日間で行った「2020年度第2回研修」について報告します。
前回の第1回研修と同様、今回の研修もオンラインでの開催でした。
・参加者が直近の大規模イベントであるサマースクールオンライン2020の概要を理解する
・参加者が信頼関係を築く技術として、傾聴力を身に付ける
・参加者が目標設定の意義と方法を理解し、振り返りに向けて実行できる目標を設定する
・参加者が会員活動の目的や意義を理解する
・既存会員が去年の記録を振り返り、自己の成長を感じる
これらに基づいたプログラムがたくさんあり、大変充実した2日間でした✨
その中でもワークがあって、私の印象に残ったプログラムをいくつか紹介します。
「経験から学ぶということ」と「リーダーシップに関する経験学習」
ここでのねらいは、参加者が広島国際青少年協会が育成を目指すリーダー像を理解すること!
まず、経験から学ぶことがどういうことなのか?
「たとえ同じような経験をしても、同じような成果がの残せるとは限らない」ことをテストの話を例に説明してくれました。
そして、「経験から学ぶためには高い経験値を得る必要があり、高い経験値を得るためにはちょっと背伸びをする経験をすることと省察(リフレクション)することが大切だ」と分かりました。
次に経験学習とリーダーシップについての話。
説明によると「リーダーシップとはリーダーだけが発揮するものではなく、チームの一人ひとりがチームに対して良い影響を与えること」だそう。
私は「リーダーシップとは、リーダーがチームの先頭に立ってメンバーをまとめること」だと思っていたので、誤った認識をしていたことに気づけました!
説明を聞いた後は、グループに分かれてプロジェクトへ…
「子ども会員の参加率を2倍に増やす」ことと「子ども会員数の数を2倍に増やす」ことについての案を各グループでまとめるというものです。
このプロジェクトの目的は、リーダーシップを発揮する(チームに対して良い影響を与える)こと!
ただ単にグループで話し合うだけではありませんよ!
各自で、話し合う前にリーダーシップ持論と設定目標を考え、話し合った後に設定目標の達成度を評価しました。
私は真面目な話し合いに対して少々苦手意識があったので、「他人任せにしない」という持論と「きちんと参加するために自分の意見をはっきり言い、相手の話をうなずくなどの反応をしながら聞く。」という目標を設定しました。
このことで相手にも話を聞いていることが伝わったからなのか、意見もたくさん出ただけでなく、時間内にグループの意見をまとめられたのだと思います。
説明を聞くだけでなく、実際にプロジェクトを行うことで、リーダーシップを発揮することや省察することの大切さを身にしみて感じることができました!
インタビューワーク
このワークのねらいは、参加者が信頼関係を築く技術として、傾聴力を身に付けること!
インタビュースキルとは何か、それがあることのメリット、どうやって身につけるのかといった説明を聞きました。
インタビュースキルにおいて、「相手の言葉を通じて相手の本当の気持ちを理解すること(傾聴力)」や「わからないことや疑わしいことを周囲に聞くこと(質問力)」が大切な要素だそうです。
それらが身につくことで、良好な関係性の構築やチームの活性化に結びつくとのこと。
その後は、あらかじめ宿題に出されていたエントリーシートを用いて、グループに分かれてのワーク。
ちなみに、エントリーシートには各自の志望動機と自己PRが書いてあります。
私はエントリーシートを書くのは初めてで800字も書けるのか不安でしたが、いざ書き始めると止まらなくなり…字数オーバーするほど💦
インタビュアーはインタビュイーのエントリーシートを読んで質問をし、インタビュイーがその質問に答えるというものを、役割を交代しながら行いました。
私のグループは、たまたま全員が医療従事者を目指しているメンバーだったので、志望動機などで共感できる部分がありました。
ここでのねらいの傾聴力を身につけるということも、医療従事者を目指す私たちにとって大変重要なことだとグループの全員が再認識!
全体としても「お互いのエントリーシートを読むことは中々なくて貴重だ!」とか「時間が足りない!」といった声もあがるくらいの盛り上がり👏
目標設定の意義と方法
このプログラムのねらいは、参加者が目標設定の意義と方法を理解し、振り返りに向けて実行できる目標を設定するということ!
目標を立てる理由や目標があることの利点はもちろん、成果につながるべき目標が満たすべき条件という今まで知らなかった話を聞けました。
ただ単に目標を立てるのではなく、「やるべき・やりたい・できる」の3つを満たしているのか、「SMARTな目標」であるのか…
そんな大切な条件があるとは…初耳です😲
その後各チームに分かれて、広島国際青少年協会の目指しているものと自分のチームのミッションを確認し、今期に入ってから今までの活動を振り返ったり、今期の終わりまでに達成したい目標を各自が挙げたり…
私のチームは、「気兼ねなく意見が言い合えるチーム」や「仲の良いチーム」といった人間関係に関しての成果目標は、全員が同じ考えでした。
このプログラムは、次回の研修にもつながる部分をあるようです。
今期が終わったときに各チームの目標が達成されてると良いですね~😊
これら以外にも様々なためになるプログラムがありました。
安全管理講習では、たとえ子どもたちと活動するのがオンラインであっても、従来の対面での活動と同様に「危険を察知して事故を回避する」ことの重要性について学びました。
このことは、今後子どもたちと活動する上で決して忘れてはいけません!
また今年のサマースクールの概要説明は、聞いてわくわくするもので、参加者にとって思い出に残るようにしたいという熱い想いが…🔥
当日が待ち遠しいですね~♪
最後に
今回の研修も勉強になることばかりで、あっという間の2日間…
紹介したプログラムをはじめ、リフレクションの大切さを実感しました!
自分の行為や考えを客観的に捉えることを、これまで意識的にはしていませんでしたが、見える化するということにつながるのでとても大切だと。
また、前回の研修で出た質問に対してのフィードバックの時間があり、参加した2回の研修の内容につながりを感じることができ、より理解が深まりました!
何よりも、ただ説明を聞くだけでなく、すぐにグループワークといった実践に移すからこそ、身につけようと意欲的になれるのだと思います。
企画を考えてくださった皆さん、本当にお疲れ様でした!
そして、ありがとうございました!
今回学んだことは実生活にも活かしていきたいです💪