こんにちは!
広島大学教育学部初等教員養成コース1年の神笠太洋です。
第2回研修1日目(6月27日)に行われた経験から学ぶことについて紹介します。
まず「経験から学ぶということはどういうこと?」と他人から聞かれた際に、
皆さんならどう考えますか?
この「経験から学ぶ」ということを考える際に気を付けないといけないことがいくつかあります。
なぜなら同じ環境で育って同じような経験をしても同じような成果を残せるとは限らないからです。
ではなぜ、同じ環境で育って同じような経験をしても同じような成果を残すことができないのでしょうか。
なんと、その原因は大きく2つ考えられているんです!
まず1つに各々の経験値の吸収率が違うことがあげられます!
例えばAさんと、Bさんがいて、2人とも理論上経験値100を得たとします。
しかし、最終的にAさんは30、Bさんは60しか経験値を得ることができませんでした・・・・
つまり、同じ経験をしても同じ学びを得られるとは限らないのです!
ここで言えることは、経験値の吸収率によって獲得できる経験値が変わってくるということです!!
では経験値の吸収率を高くするためにはどのようにしたらいいのでしょうか。
ここで重要になのが、経験→学習という流れではなく、経験→省察→学習における省察の工程です。
実は、経験が直接的に学びに繋がるかってかっていうとそうでは無いのです。
経験から何かを学ぶためには何かを経験した時に、ただ経験をするだけではなく、
その経験を振り返って学びにつなげることが重要になります。
省察し、自身の経験(思考・行為)について注意深く考えることで、ある状況での自分の思考や行為を見つめ直し、
次に同じような状況に面したとき、より良く対処するための知識を得ることができます。
つまり、よりよく学ぶためには常に省察的でいることが重要なのです!
2つ目は単純に経験値そのものを大きくするということです。
でも経験値を大きくするために何をすればいいのでしょうか?
経験値を大きくするためには、程よい難易度の課題に挑戦することが重要になってきます。
この程よい難易度のことをZPD(最近接発達領域)と言い、1人ではできないが仲間と一緒にすれば達成できる領域のことを言います。
周囲の支援を得ることで自分の能力以上の成果を発揮でき、大きな成長へとつながります!!
最後に、
経験から学ぶということは、生きていく中でとても重要なことだと思います。
しかしながら、経験したことを十分に発揮することは実際難しい、、、、、
だからこそ、もう一度省察という工程を、見つめ直してみて下さい。
省察を繰り返していくことで自己を見つめ直すことができ、飛躍的に吸収率が向上します!
そして、少し背伸びをしましょう!
自分の現在持っている能力と相談しながら少し難しいタスクに挑戦することで、経験の質を高めることができるとともに、経験値を大きくすることができます!
ただし背伸びしすぎては意味がありません。
疲労困憊してしまい、経験値0になってしまいます。
程よく頑張りましょう!!
僕は今回の研修で省察することの重要性を学び、吸収率を上げたいと思いました!
「吸収率を上げることで他人と同じ労力でも得る経験値を多くすることができる」ということ忘れず、
今後はこの吸収率を上げるために省察のスキルを身に付けていけたらいいなと思います!