こんにちは。久住です!
6月9日(土)~6月10日(日)の1泊2日、
国立江田島青少年交流の家にて行われた
サマースクール2018第1回運営会議について報告します。
今回の研修の主なテーマは次の2つです。
・スタッフのチームワーク力の向上
・スタッフの課題解決力の向上
このテーマに沿って、
グループワークや野外炊飯、ケーススタディなどを行いました。
6月9日(土)
フェリーに乗って、いざ江田島へ。
青少年交流の家に着いたら、
施設オリエンテーション、研修のねらい・サマースクールのスローガンの共有等が
行われました。
みなさん、サマースクールの3つのスローガンを覚えていますか?
・子ども一人ひとりのことを本気で想え
・考えて考えて考え抜け
・何事も自分事とせよ
たとえ、スタッフ一人ひとりが、考えて考えて活動していたとしても
子ども一人ひとりのことを本気で思っていなければ
その活動は良いものとはなりません。
また、この3つのスローガンを意識していなければ、
スタッフの力が色々な方向へと分散してしまいます。
このように、スローガンを意識するということは、
サマースクールを作り上げるために決して欠かせないものなのです。
その後は、昼食の時間。
「これ、美味しいね。」から始まった2人小さな会話が、
テーブル全体の会話へと広がっていきました。
様々な話題へと発展していくことが、
話していて、聞いていて、とても楽しいものでした。
ごはんを食べて、エネルギーを蓄えた後は
自己紹介ワーク「ぼくらの世界線」が行われました。
このワークでの世界線とは、人生のこと。
そして人生には
『もし、あの時、あの経験をしていなかったら、今の自分はない。』
というような分岐点(ターニングポイント)が多く存在します。
「ぼくらの世界線」では、自分のターニングポイントを
グループに分かれて発表!
人生にはたくさんのターニングポイントがあるため、
選ばれたターニングポイントは
発表者が何を大切にして生きているかを示していました。
グループでの発表の中で、
「これ以上ないくらい頑張ったから、後悔はない。」と口にした時の
発表者の表情が心に残っています。
その表情から、妥協することなく何かをやり遂げるは
辛いことではなく楽しいことなんだと感じました。
また、私自身のターニングポイントについて考えた際に、
今までなんとなく世界線を選択してきたことを実感しました。
ターニングポイントがほとんど浮かばなかったのです。
わたしは『あの時、〇〇してれば今頃は…』と後悔することがたくさんあります。
人生ってこんな風に、たくさんの後悔を抱えながら生きていくものなのかと
思っていました。
今回のワークで、後悔をするのは分岐点に経った時に
一生懸命考えもせずに世界線を選択しているからだと学びました。
これから後悔のない人生を歩んでいくために、
納得できる方向はどちらなのかを考え抜いて、
選び進んでいこうと思います。
自己紹介ワークの後は、リーダーシップについてのワークです。
リーダーシップとは、リーダーだけが発揮するものではなく
チームの一人ひとりがチームにとって良い働きかけをすること。
この定義にたどり着くために、段階を踏んで考えていきました!
リーダーシップについて理解したところで、
「サマースクールのリーダーとして効果的なリーダーシップを発揮するためには
〇〇のような行動が必要である」という自分なりのリーダーシップ持論をつくり、
この持論に対応した実践目標を立てました!
引き続いて、リーダーシップの実践として野外炊飯を行いました。
みんな、先程立てた実践目標の達成を目指します!
用意されたのは、食材と調理器具のみ。
作り方をインターネットで調べるのはNGです。
チームのメンバーそれぞれが、カレー完成を目指して
積極的に動いていきます。
みんなが、他人任せにせず自分は何が出来るかを考え続けました。
そしてそして、カレーの完成!!!
メンバー全員がそれぞれ異なるリーダーシップを発揮し、
作り上げることが出来ました。
味はもちろん美味しかったです!
研修初日の最後はケーススタディです。
ケーススタディでは、実際にサマースクールで起きた事例をもとに
自分ならどう行動するかを考えました!
ケーススタディでは、過去の事例の分析を通じて、次の2点を狙っています。
・将来の課題に対して応用可能な法則や原理の構築
・思考プロセスを繰り返す繰り返し行うことで、課題解決的思考が自然とできるようになる
私たちのグループは、まず、
この場合はどうするか、あの場合はどうするかというように
様々なケースを書き出しました。
その後、「なぜ?」と問いかけあいながら行動の選択を行いました。
このケーススタディを通して、
大切なことは“正解”を選択することではなく、
なぜそれを選択したかを言えることだと学びました。
6月10日(日)
朝の集いから一日が始まります。
司会を、芳野リーダーが行いました。
スムーズな進行でしたね!
集いの後、歌の練習を行いました。
歌のお姉さんである今井リーダーの指導のもと、
みんなでグーテンモルゲンを歌いました!
歌を歌うと体も温まり、気持ちが明るくなります。
片付け(退所点検)、朝食の後は
安全管理についてのお話。
事後を防止するためには様々な配慮が必要となってきます。
子どもたちの安全を守り、スクールが円滑に進むように
準備を進めていきます!
続いて、昨夜のケーススタディの続きを行いました。
前日考えたことをもとに、判断を下した後とるべき対策を考えていきます。
わたしは、
何を根拠にその判断を下したのか
何を目的にその判断を下したのか
この2点を意識して考えました。
サマースクール本番には
『もしかしたら、〇〇をした方が良かったんじゃないか。』
と判断を疑う時間はありません。
行うべきなのは、判断を後から振り返った時に
『あの判断をしてよかった。』と思えるよう
判断をする際に考え抜くこと、そしてその後の対策を考えることです。
ただ、考え抜くということは一朝一夕で出来るものではありません。
サマースクールでの自分の行動を後悔しないために、
ケーススタディだけに限らず、
様々な活動の中で考え抜くことを練習していこうと思います!
その後は、チームごとに分かれて研修が行われました。
1時間という限られた時間の中で何をやるべきなのかを考え、
行うことができました。
最後にまとめが行われました。
2日間の研修を通して、印象に残ったこと、学んだこと、
新たに気づいたことを振り返りました。
研修での学びを自分のものにするために
その場一時の振り返りで終わらすのではなく、
持ち帰ってしっかり振り返りを行っていこうと思います!
2日間の研修も終わりを迎え、広島港へと戻ってきました。
みなさん、チームワーク力と課題解決力はどれくらい向上したでしょうか。
サマースクール本番まで、約2ヶ月。
これからの研修や準備を通して、この2つの力を更に向上させていきたいです。
次回の報告もお楽しみに!