こんにちは!久住直子です。
今回は、10月7日(日)、10月8日(月・祝)の1泊2日 で、
国立江田島青少年交流の家にて行われた「秋のホリデースクール2018」の
報告です!
わたしは、チーム付きのリーダーという立場で参加しました。
この立場から見た、秋のホリデースクール2018についてお話しします。
ちなみに、今年の秋のホリデースクールには、
男子ホームと女子ホームを合体させた “チーム”というものが存在しました。
「イエロードラゴンズ」、「レッドイーグルス」、「ホワイトタイガース」の3つのチームです。
そしてチーム付きのリーダーとは、名前のとおりチームに付くリーダーのこと。
ホームリーダーと共に考えたチームの目標を達成するために、
『ホームリーダーとは違う立場から、自分は何ができるのか。』を考え行動することが、
役割でした。
それでは、報告に入ります。
10月7日(日)
集合
広島港には、6人のホームリーダーが緊張した面持ちで、少し不安そうに立っています。
それからすぐに、私は忘れもしない瞬間を迎えることになりました。
参加者のみんなが続々とやってきた時、6人の表情が一変したのです。
さっきまでと別人だと思うほど、頼もしく、かっこいいリーダーがそこにいます。
見渡してみると、ホームリーダーだけではありません。
すべてのリーダーの表情がきりっとしているのです。
リーダー全員は、『参加者に最高の思い出を無事に、お家に持って帰ってもらう。』という
役割を担っています。
みんなが受付に来た瞬間その役割を任されたリーダー達。
こんなにも表情が変わるのだと、わたしは驚きました。
校長からのあいさつ
集合が完了すると、校長の篠原隼さんからお話です。
みんな真剣に話を聞いていましたね。
移動
広島港から江田島青少年交流の家につくまでは、ホームでの時間です。
女の子のホームは、会話に花を咲かせたり、絵を描いたりしていました。
見ていてほっこりしますね。
男の子のホームでは、何かのゲームをやっていたのかな?
とっても楽しそうで、『わたしも混ぜてほしいなあ…』なんて思っていました。
開校式
施設に着いたら、秋のホリデースクール2018の開校式です。
まずは、開会宣言。
「秋のホリデースクール2018が開会します。」と宣言する中野リーダーを見るみんなの目は、
これから始まるスクールに対するわくわくで輝いていました。
その後は、施設のオリエンテーション、リーダーの自己紹介、チーム発表と続きました。
ファッションショーの準備
チームに分かれて、ファッションショーの準備が始まりました。
ここからは、わたしの所属していた「レッドイーグルス」の準備の様子をお話します。
まずは、自己紹介から始まりました。
名前や学校に加えて、自分の考える「〇〇の秋」を発表しましたね。
スポーツの秋と発表した友だちには「どんなスポーツが好きなの?」と聞きあい、
お互いの理解を深めましたね。
次に、ファッションショーのコンセプト について話し合います。
「輝く!ホームリーダー」というテーマに沿うよう、
自分たちはショーを通して何を伝えたいのか、どうすれば伝わるのかを考えました。
コンセプトが決まったら、みんなでお昼ごはんです。
チームで食べるはじめてのごはん、美味しかったですか?
ファッションショーの話し合いも進めていました。
お昼ごはんを食べたら、そこからは大忙しです。
「和」をコンセプトにした私たちレッドイーグルス。
このコンセプトを軸に、ショーの曲を決め、そして服を制作しました。
そしてこの準備段階で、ある男の子から、
集合のときに見たリーダーの表情の変化、なにかを任されたときの、
あの表情の変化を見ることになりました。
この様子を、2日目の朝に配布した「ホリデータイムズ」のメイン記事にしました。
そちらの一部をご紹介します。
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その子はファッションショーの準備から離れてしまっていたのです。
「目立つのが嫌だからショーには出たくない。ナレーターをしたい。」
そう言う彼に対して、『他ではなく、なぜナレーターがしたいのか。』が気になり、
もう一度、理由を聞いてみました。
そうすると、最初は話されなかったナレーターに込める思いを語ってくれたのです。
「人前で話すことが苦手だから、克服したい。」という言葉を聞いた時、
ナレーターを任せたいと私は思いました。
役割を任された時の彼の顔は、頼もしくて、かっこいいんです。
そして、本番では沢山の観客を前に堂々とナレーションを行っていました。
役割を任され、その重圧に負けずにやりきった彼の姿は、
私の心から消えることはないでしょう。
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ファッションショー本番
ファッションショーの開幕です。
司会の道方リーダー・中野リーダーが、ショーの説明をします。
ここで、審査員の紹介も行われましたよ。
いよいよ、ショーの始まりです。
レッドイーグルス
イエロードラゴンズ
ホワイトタイガース
ほんとうに、どのチームも素敵なショーでした!
言葉で表すことが難しいくらい感動しました。
3つのショーが終わると、結果発表が行われました。
「勝者は…ホワイトタイガース!」と聞いたとき、飛び上がって喜ぶ姿が心に残りました。
10月8日(月・祝)
朝のつどい
スクール2日目は、朝のつどいから始まります。
みんなでラジオ体操をして、体を温めます!
そして、タイムズ社から新聞「ホリデータイムズ」が配られました。
(PDFはこちらから!)
みんな読んでくれたかな?
松ぼっくり合戦
松ぼっくり合戦は、相手チームの旗を取るか、相手チームのメンバー全員に
松ぼっくりを当てたら勝利です。
チームごとに作戦を練って、戦いへとのぞみました。
声をかけ合いながらチーム一丸となって戦っていましたね。
全力で走る姿がかっこよかったです。
思い出の写真撮影
2日間を振り返りながら、思い出のスポットで撮影をしました。
どのチームも素敵な笑顔ですね。
閉校式
まずは、松ぼっくり合戦の表彰式です。
優勝チームの「イエロードラゴンズ」には白星録と優勝旗が授与されました!
白星録には、彼らの名前が刻まれました。
そして、修了証書の授与です。
校長からホームリーダーへ、ホームリーダーから子どもたちへと渡されました。
閉校式のあとは、フェリーに乗って広島港へ向かいました。
最後のホームでの時間、みんなは何をして過ごしましたか?
たくさんの笑い声が聞こえてきたので、きっと素敵な時間だったことでしょう。
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わたしはこのスクールで、
『自分の気持ちによって、こんなにも見えてくる風景が変わるのだ』と、
とても驚かされました。
カメラマン、ホリデータイムズの執筆者という立場でもあったので、
「この一瞬を見逃さない。」という意識がいつもよりも強くありました。
そうすると、子どもたちの小さな表情の変化や、自然の音などが、
心に響いてきたのです。
いつもはぼんやりとしている風景が、鮮明に見えてきました。
そして、どんな活動においても、
この「この一瞬を見逃さない。」という気持ちを大切にしていきたい、
たくさんのことに感動できる人になりたいなと思いました。
「秋のホリデースクール2018」の報告は以上です。
次回の報告をお楽しみに。
久住直子(広島大学2年)